寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。 by ホイットマン | おバカのための著作権 その16〜共同著作物 2002年5月10日(金曜日) : : コメント数(4) 色々な著作物の例をいっぱい書いてきたけど、その著作物を作る時、1人で作るとは限らないよね?例えば映画、これも多くの人の協力を経て完成される著作物だ。ってことで、二人以上で作られる著作物について見てこうと思う。 でも、この共同著作物に関する全てのことを映画にも当てはめるのはナンセンス。映画は著作権法の中でも特別視されているからね。だからこの共同著作物を見ていく時、映画はとりあえず置いといて、一般的に共同著作物とは何なのかってのを考えていくことにするよ。映画に関してはまた今度。 第一章 第一節 第二条 第一項 第十二条 共同著作物 二人以上の者が共同して創作した著作物であつて、その各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものをいう。 さて、ポイントは『分離して個別に利用することができない』ってところさ。これがこの『共同著作物』のツボだね。これも例を出したほうが分かりやすいと思う。 例えば、映画『グッドウィルハンティング』の脚本。これは俳優マッド・デイモンと俳優ベンアフレックが、FAXやメールなどでお互いにアイディアを出し合い、編集したりして作り上げたわけだ。この脚本は、分離して利用できないよね?(アイディアを出しただけだったら別だよ。アイディアは著作権法で守られないからね。) 例えば、公園の砂場でお友達全員で砂のお城を築き上げた。このお城は、『分離して利用できない』。(これも指示だけだったりアイディアだけだったりしたらダメ。創作的に関与する必要があるんだ。) 他に、例えばチームプロジェクトとして作成したコンピュータープログラムなんていうのはどうだろう?それが分離して利用できないのなら、共同著作物って感じさ。(そのプログラムが分離しても機能し、それが著作物として成り立つ物なら話は別。これに関しては次回) でも、上のプログラム作成の例で言えば、そのチームプロジェクトが会社や政府やその他の組織の職務や公務として作成されたんだったら、その著作権者は組織自体になるってことも気をつける必要があるね。職務以外の休憩時間に遊びで作っていたなら話は別だけどね。 それに、外部に発注(外部の企業、フリーランスの人に頼んだりした等)の場合、誰が著作権者となるんだろうか?それに関してはまた今度書くことにするよ。 そういえば、ソニーのウォークマンは、ソニー社員が遊びで作っていた物が製品化されたなんていう噂を聞いた事がある。この場合、ウォークマンの著作者はその『遊び人』ってことになるのかなぁ? |
| カテゴリー 月別 |