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数年ごとに、あらゆるプロセス、製品、手続き、方針について、「もしこれを行なっていなかったとして、今分かっていることをすべて知りつつ、なおかつ、これを始めるか」を訪わなければならない。もし答えがノーであれば、「それでは今、何を行なうべきか」を問わなければならない。そして行動しなければならない。

by P・F・ドラッカー

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映画『グラディエタ−』
2002年3月24日(日曜日) : : コメント数(0)

もうすぐアカデミー賞。ってことで、去年の受賞作『グラディエタ−』を見た。これ好きだわ。同じくアカデミー最優秀作品賞を受賞している映画『ブレ−ブ・ハート』を好きな人なら絶対好きな作品だろうね。

自国の歴史が浅い分、アメリカって国は自分達の歴史を作り出すのに賢明だ。いつになっても、彼等は精根を尽くし、わんさわんさと歴史を作り出そうとする。そうやって積み重ねられたアメリカの歴史を、彼等は過度に美化し、最大限に誇っている。しかし、彼等は知っている。歴史には時間がかかると言うことを。だから彼等は、深い歴史を持つヨーロッパやアジアの国々に、歴史や文化という面である種の劣等感を持っている。

アメリカでなぜ黒澤明さんの映画が受けいれられたか?それは黒澤映画がエンターテイメント性の強いものであったというだけの理由ではない。黒澤映画の中には、アメリカ人の誰一人として持たない、封鎖された国に蓄積された歴史と文化の独自性があったからさ。そしてそれが、『あからさまに見た目で分かる』ものだったからだ。

アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞する映画にも、面白いことに多国の歴史を「買った」作品や、自国の歴史を最大限に利用した作品が多いように思う。つまりは、アカデミー賞で受賞する映画は、極論すれば彼等の劣等感を刺激した作品であるとさえ言える。

さらに、最近アメリカの映画では頻繁にイギリス英語を用いた作品が作られている。実際、アメリカ人の中には、イングランドイングリッシュを『クール』だと思っている人がたくさんいる。話は飛ぶが、アメリカTV広告に統計に面白い結果を見出すことが出来る。テレビコマーシャルにおいてアメリカ英語を使う場合と、イギリス英語を使う場合とでは、平均してイギリス英語の方が販促効果が高いのだ。ま、文化論はここまででいいか。

さて、映画『ブラディエタ−』。グラディエタ−やブレ−ブハートは、素晴らしい作品だ。特に男達にとって、『自らの信念のために生きる』登場人物はとても魅力的に映る。壮大な景色や壮大なストーリー。そして自分の体と意志のみを武器として生きていく主人公。カッコイイ。

考えてみると、今挙げた物のどれ一つとして現代人は持っていないんじゃないか?今の日本、特に都市部では、自然が作り出した壮大な景色などありゃしない。ただ、それは変えるのが難しい。

ただ、これはどうだ?命を張って成し遂げたい物。そして真の戦いの場所。今の人間、子供から大人まで、そういうのを持っている人間は一体何人いるんだろう?少ないだろう。そして戦う場所のない人間は、他者に自分の戦いを委ねてしまう。戦っている人間を応援したり、励ましたり、足を引っ張ったり、ねたんだりする。不況の前兆現象として、格闘技が流行り出すという事実もある。

俺っちの先輩が言っていた。今の時代には戦いが必要だと。でも俺っちにとって、それは結果でしかない。戦いは結果だ。そう、信念の結果だ。何をしたいか?何を成し遂げたいか?その自分の信念を持った人間には、戦いの場所は自然と現れてくる。映画『グラディエタ−』を見て、そう感じた。

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