自分の考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう。 by ブールジュ | 映画『スナッチ』 2002年3月22日(金曜日) : : コメント数(2) 『スナッチ』。この映画、結構刺激的だったね。タランティーノが使って、一躍注目を浴びたかのように思われる手法を、このスナッチも使っている。スポットライトを当てる登場人物をシーン毎に変えていき、その実、軸となるストーリー上で見事な因果関係を保っている。オムニバスって言われてるようだね。 ただ、このスナッチ、タランティーノ手法(と呼ぼう)とは明かに一線を規しているように思える。キャラクターの設定がハチャメチャなのに、妙にしっくりきてしまう。そして奇妙なほどに引きこまれる。 マフィア、強盗、素手ボクシングチャンプ…と言った個人キャラの中に、超強、大強、小強という選別ができそうな立場上、実力上の差を設定。そして同じように、超強、大強、小強という選別ができそうな集団・組織を配置。この『強』くて、悪いキャラクター達は、どれも癖のあるのばかりなんだけど、設定上、決っして打ち消しあうことなく、シナジー効果とでも言えそうな素晴らしい味を出している。 こういう複数の癖のあるキャラクターを多数使用して、しかも映画として2時間で収めた脚本家、監督の力量は凄いの一言に尽きる。技術か天性の物か、本当に難しい。漫画で言えば、三国志を2時間にまとめるようなものさ。しかも、おそらくこの設定は三国志よりはるかに困難だ。 でも、不思議なほど見事に納まっている。いや、『納まって』はいないね。はじけてるよ、見事に。うん、見事にオリジナルだ。漫画家志望の人に、是非見てもらいたい。漫画でも見てみたいし、設定をマフィアから、戦国物やファンタジーなどに置き換えることを想像するだけでワクワクする。 昔、『ファイナル・ファンタジー・タクティクス』というゲームがあった。俺っちはとても面白く遊んだ記憶がある。あの設定は、主人公キャラ(パーティー)が冒険を進める傍ら、その背後で国家の陰謀が動いている、みたいなもんだったと思う。 一層の船に焦点をあてながら、その船が流れている川にも光りを翳す。もっと広げて、船から見える景色にまで目を向ける。背後にかぶさる個と組織と世界との繋がり、そしてその全てが向かう一つの結末。こういうワクワクするストーリーを、見つけたいね。 それにしても、ハリウッド映画に出てくるマフィアとかギャングって、もの知り博士が多いね。必ず1人は、誰も知らないような豆知識を持っているね。 |
| カテゴリー 月別 |