寒さにふるえた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。 by ホイットマン | 増え続けるコンテンツ〜個性と調和とブランドと 2002年2月28日(水曜日) : : コメント数(0) まずは下のニュースを読んでいただきたい。どのような感想を持つだろうか?俺っちは、下のニュースをを読んで、ちょっと考えてみた。 絶版漫画本の復刻サービス、1冊あたり700円前後で (日経B2O) コンテンツは資産なり!ってことで今、エンターテイメント業界のマーケッタ−にとってメディアアセットマネージメント(MAM)。特にデジタルアセットマネージメントと呼ばれることの多いこの領域。コンテンツを資産と捉えて、デジタル社会でどう開発、管理、販売していくかというのを行う分野だ。絶版本の復刻サービスも、過去のコンテンツが現在も販売可能な資産(アセット)であるってことを物語っているよね。 ただ俺っちが興味を持ったのは、このMAMやDAMに関してではない。コンテンツを受け取る消費者の未来だ。そして、その消費者達の未来が危険な状況にあるのでは?って思ったのさ。 コンテンツってのいうのは増える一方さ。はっきり言って今の時代、コンテンツは無限と言っていい。俺っち達の時間を潰す、または有意義に過ごす方法は、探すまでもなく溢れ返っている。テレビを見てもいい、ラジオを聞くもいい、インターネットをするもいい。さらには友達との長電話も一種のエンターテイメントコンテンツだし、友達と野山を駆け巡るのも、子供達にとってはエンターテイメントとなりうる。 このようにコンテンツが増え続けると、俺っち達はこの世のコンテンツを全て受け取る時間はない。そうなると自然、俺っち達は自分が享受するコンテンツを選択するようになる。 もちろん今でもテレビのチャンネルをひねりつつ、俺っち達は絶えずどのコンテンツを受け取るか、選択と決断を繰り返しているわけだ。しかし、媒体(映画、テレビ、ラジオ…モバイル、インターネット)の増加、そして媒体内のコンテンツ(映画作品、テレビ番組、…ホームページ)の増加が著しい今、俺っち達その1人一人は、さらに、そう、クレイジーな程さらに、細かい選択と決断を余儀なくされている。 でも、ここで恐ろしい事態が浮かぶ。俺っち達個人個人の共有できるものが少なくなって来ているのだ。小学校の時、話題に乗り遅れないように見た有名テレビ番組も、多媒体多チャンネル多コンテンツになると、話題にさえ上らないかもしれない。極論すれば、クラスメートの誰も自分と同じテレビを見ていなかった、なんてことも起こる可能性がある。これって、恐ろしくはないだろうか? もちろん、個性という話題を出された時、俺っちは口をつぐまざるをえないかもしれない。人それぞれ自由に選択する権利があるからね。その自由の枠が広がるならば、それも素晴らしいことなのかもしれない。 しかし、個性と調和ってのは絶妙なバランスを持ってこそ、双方高く評価されるのではないか?俺っちは個性的です。だから爆弾を作ります。多○○になると、こんなことは平然と起こることだってありうる。逆にメディアがたったの1つであれば、恐ろしい集団洗脳さえ可能になる事態が生まれかねない。つまりはバランス、ある意味、規制が必要だと思うのさ。 何かを共有するってことは素晴らしいことだと思う。今でも『ちゃらちゃらっ、ちゃっちゃっちゃ−』(ドラクエのレベルアップ音)を聞くと、微笑んでしまうのは俺っちだけではないはずだ。『ティーロリーロ、ティッティッティーン』(宿屋の音楽)を聞くと、なぜかリフレッシュしてしまうのは俺っちだけではないはずだ。こういう共有する経験、思い出を通して、俺っち達は仲を深めていくことがある。過去の経験が今の価値観を形作り、そして価値観を共有することで友人を作ることもあるはずだ。そして、エンターテイメントがこの部分で『役に立っている』こともある。 情報の増加と呼ぼうか?これは確かに大きなビジネスチャンスであろう。ただ、これ… ちょっと規制してもいいんじゃない? 過去の復刻本をずっと読みつづけていたら、違う世代の人達の感覚が分からなくなるぞ。子供との会話に何の共通点も見出せなくなるぞ。同じ意見、同じ趣味の人としか付き合わなくなるぞ。そうしたら、自分とは違う価値観を持った他者を排斥するようになる可能性だってあるぞ。なんだってあるぞ。はっきり言って、集団生活を学ぶ場でもある『学校』に合わない子供がたくさん出るぞ。地域としてでも国家としてでも、集団の中で動かけない人間がたくさん出るぞ。頭の中で、少しでも想像してみると、これがどれほど恐ろしいことか分かるはずだ。 そして、俺っちは最後に思った。『ブランド』ってのは役に立つなぁと。あまり良いイメージを持たない人もいるこの言葉。消費者の選択に一定の方向づけを与える役割もあるはずだ。グッチだから買う。ジャニーズだから好き。キムタクだから見る。スピルバーグだから見る。これは全てブランドを参考に選択されているものだと思う。 情報が増え続け、人々が個別に動くことしか出来なくなるのは、俺っちにとって、やっぱりとても恐ろしいことだ。その時、もしかしたらブランドが、人々の共有するものを、間接的に増やしてくれる役割もあるかもしれない。
…みたいな (@_〜)v ↑一応、顔文字のつもりなんだけど…書けないんだよ、俺っち。 |
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