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過ぎ去ったことは、もうどうにもできない。正しかろうと間違っていようと、良かろうと悪かろうと、どうにもできない。過去から学ぶものはあるが、たいして役には立たない。私は明日に生きる人間であり、昨日から抜け出そうと懸命に努力する人間である。

by ジャック・ウェルチ

ITがエンターテイメント購入に与えるインパクトbenkyou-6のリストへ夢か!?遂にあのお方と会える時が来た!!
映画マーケのニュートレンド?その名はネガティブアタッチメント!!
2001年11月21日(木曜日) : : コメント数(176)

ちわっ。にっちです。さて、今日火曜日は、UCLAエクステンション映画マーケティングの授業。俺っちもさーっとシャワーを浴び、お疲れ気味で車に乗りこむのさ。ロサンゼルスもすっかり夜が早くなって、ちょっぴりもの寂しいUCLAのキャンパスへ向かったよ。風は緩やかだけど、少し肌寒くなってきたようだ。

さて、今日の授業。ゲストスピーカーはマーク・シュマガーさん。ユニバーサル・ピクチャーズのマーケティングのプレジデントさ。もう、この授業ってハリウッドの超スーパープレイヤーしか登場しないのかってくらい凄いね。一年に1回しか開催されていないんだけど、にっち君も僕も運がいい。彼はマーケティング情報誌『AdAge』において、マーケッター・オブ・ザ・イヤーにも選ばれているんだ。そんなマーケッターの中のマーケッターが今日の講義を受け持ってくれたんだよ。

たくさんのお話の中で僕が注目したのは、ネガティブ・アタッチメント。もちろん、ほとんどの人はこれが何を意味するか分からないだろうね。ちょぴっとと前置きが必要なはずさ。

アメリカでは既に公開されているアニメーション映画『Monsters Inc.(株式会社モンスター?)』。現在までで1200万ドル(約145億円)を超える興行収入を叩き出している超ヒット映画さ。トイストーリー、バグズライフを製作したディズニーとピクサーの作品だけにかなりの注目を呼んだんだ。もちろんマクドナルドとのTie-inプロモーションはばっちりだったしね。

だけど、その映画の公開日、話題を呼んだのはそれだけじゃなかったんだ。なんとその日、待望の『スターウォーズ』続編の初のプレビューが流されたのさ。スターウォーズには熱烈なファンが多く、その初のお披露目を拝もうと、たった1分弱のプレビューを見に映画館へ向かったファン達もいたくらいさ。そう、スターウォーズのプレビューを見るためにモンスター・インコーポレイティッドを見に行った人達もいたんだ。

…ちょっと、そこで疑問がある…

ちょっとおかしいとは思わない?何故みんなはモンスターを見に行けば、スターウォーズのプレビューが見れると分かっていたんだろう?スターウォーズのプレビューをたくさんの映画館で流したから?いんや、違う。プレビューはモンスターが放映される劇場の中だけで流されたのさ。

僕は映画館側(興行側)のお勉強をあまりしていないから、はっきりとは言えないけど、映画のプレビューは映画館ごとによって違うのが普通じゃない?例えば地方の映画館で流すプレビューには、その映画館で今後放映する予定のある映画、もしくはその地域で次のシーズンとかに見れる映画のプレビューを流すはずさ。だって、プレビューは広告の一種。その映画を見てくれるであろう人達に見せるのものだからね。

しかし、おかしなことに、映画『モンスター・インコーポレイティッド』を放映した映画館では、その全ての劇場で確実にスターウォーズのプレビューが見れたんだ。これは怪しい…。ディズニーとピクサー…そしてピクサーと関係のあるジョージルーカス、その映画『スターウォーズ』。陰謀の匂いがプンプンしないかい?えっ?しない?いんや、俺っちの鼻は騙せないぜ、ベイベー。

確かに行われた秘密の契約。そう、それがネガティブ・アタッチメントさ。

ネガティブというのは映画のフィルムのことって考えて。ネガティブがあるならポジティブもあるんだけど、これは映画製作の方に話題が行ってしまうので避けるね。普通映画のプレビューと言うのはプレビューとして別にプリントされた物が興行側に渡されるらしいんだ(間違ってたらごめんね。)。でも、今回の『スターウォーズ』続編のプレビューは、映画の一部として

映画自体(ネガティブ)にくっつけられている(アタッチメントされている)んだ。

これがネガティブ・アタッチメントであり、モンスターを見に来た人が必ずスターウォーズを見れた理由さ。

えっ?何をそんなに驚いているのかって?

これは驚かざるを得ない。なぜなら…

1)映画、ビデオ、DVD、…全てにくっつけられている可能性が高い

 スターウォーズとモンスターではターゲットがちょっと違うからどれだけの広告効果があるかは分からないけど、映画を見るっていう消費行動に慣れている数百万人、数千万の人にプレビューを見てもらえる、そしてそれがビデオやDVDにも流れると思うと、相当の露出になるはず。つまり、コンテンツの資産価値がその時点で高まる

 
2)戦略的提携の可能性が高い

 面白いのはメインで動いたのがピクサーとルーカスであっただろうと言うこと。配給会社が介在していない。配給会社が戦略的提携を結ぶんだったら、たいして面白くはないんだ。だって彼らはたくさんの作品を持っているから、自社の配給する映画で同じようなことを行ってしまえばいいじゃない?それを行う必要もないほど、きちんと組まれたリリース計画によってプレビューの露出は大体保証される。でも今回の場合は、おそらく製作会社製作会社だと言うこと。もし、最終的に作品の権利の全て、またはほとんどを製作会社側が持っているとするなら、製作会社どうしのクロス・プロモーションによって、その後の作品の資産としての価値を高めている。

これは映画マーケの新たなトレンドなのだろうか?上に書いたのはあくまで僕の推測さ。ただ、ピクサーとルーカスが動いたというのは、れっきとした事実。さらに推測させて頂きたい。さっきも行ったけど俺っちは興行側の知識がほとんどない。だから、ココからは俺っちの超推測です。

もし、興行側、つまり映画館側が、上映時間の限られたプレビューの時間を配給会社に個別に『売っているとしたら』、このネガティブ・アタッチメントで、その枠を買う御金×映画館数が省けるとは思わない?

ふーんだっ。間違っていてもいいもん。失敗は成功のもとさ。

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