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by ルソー

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映画のコーブランディング その4
2001年11月10日(土曜日) : : コメント数(3)

日本ではよく『協賛』なんて呼ばれているこの戦略的コーブランディング。でも、なんでこんなことするんだろうね?もちろんそれには企業と映画、両者にとってメリットとなるものがあるはずだ。今回は趣向を変えてフィクション風に話を進めてみよう。最初に言っておくけど、企業名とか全ては無関係だよ。
 

〜スタジオ ポノックはこの冬、スペクタクル長編アニメーション『子豚のミスターポノック大冒険〜今だ!豚小屋に火をつけろ!!〜』を製作する事になりました。〜


# バーテン1人の今にも潰れそうな郊外のバー。
# 2匹のスタジオ・マーケティング豚がスツールに腰をかけている。
# 薄ぐらい明かりにタバコの煙が映る時、
# マーケ豚no.1が切り出した…。


(マーケ豚1)
『フルCG。制作費は120億円。マーケティング費用として40億円だ。』

(マーケ豚2)
『大仕事ですね。本気ですか?』

(マーケ豚1)
『ああ、俺は本気だ。しっぽが巻いているのは天然パーマか?ってくらい本気だ。』

(マーケ豚2)
『そうですか。あっちょっと待ってください!僕にいいアイディアがあります。』

(マーケ豚1)
『なんだ?言ってみろ。お前の勘が鋭いのは知っている。』

(マーケ豚2)
『マクドナルドと組みませんか?』

(マーケ豚1)
『なんでだ。』

(マーケ豚2)
『彼らに映画の宣伝をしてもらいましょう。全世界で大量の店舗を持つマクドナルドで。』

(マーケ豚1)
『彼らの店舗が広告塔になってくれるってわけか?』

(マーケ豚2)
『マクドナルドを訪れる豚は世界で一体何人にのぼるのでしょう?その全ての豚がこの映画を知る事になります。さらに彼らに超過のマーケティング費用を割いてもらって、僕らの映画と組んだ大々的な広告キャンペーンを組んでもらえば、相当な映画の宣伝になります。』

(マーケ豚1)
『ちょっと待ってくれ。お前、狂豚病にでもかかったのか?天下のマクドナルド様がそんなオファーを受け入れるはずがないだろう。彼らにどんなメリットがあると言うんだ?』

(マーケ豚2)
『話している時間はありません。今からマクドナルドのオフィスへ行ってきます!』


# マクドナルド本社ビル。
# 会議室にはマクドナルドのブランドマネージャー豚が待っている。
# マーケ豚が会議室に到着した。二人は厚い握手を交わす。


(マーケ豚)
『忙しいところ時間を作っていただいてありがとうございます。』

(マック豚)
『気にしないでいいさ。それより用件は?』

(マーケ豚)
『今回僕たちが制作する映画とのタイインをお願いしたいんです。』

(マック豚)
『ふ〜む。タイインか…。具体的に話してくれ。』

(マーケ豚)
『今回の作品はかわいい子豚が世界を救う超スペクタクル長編フルCGアニメーションです。世界中の子供達が待ち望んでいたかのような映画です。例えて言うなら、ダイハードとベイブが結婚したような映画です。子供のコレクション好きを刺激するかのように、様々な豚が登場します。』

(マック豚)
『ふむふむ。』

(マーケ豚)
『マクドナルド様にはハッピーミールという形で我々のキャラクターを、人形として子供達にオファーして欲しいんです。』

(マック)
『我々マクドナルドのブランドイメージに相応しい内容なのかい?

(マーケ豚)
『相応しいどころではありません。世界中の子供達にとって、そしてその親達にとって、マクドナルドの企業イメージが向上することは間違いありません。』

(マック豚)
『なかなか面白い話だ。』

(マーケ豚)
『しかも今回の映画には平均を上回る約30億円のマーケティング費用を投入し、わが社の命運をかけた作品です。その広告の影響で通常以上のお客豚がマクドナルドへ流れ込んでくる思います。』

(マック豚)
『30億円か!素晴らしい。』

(マーケ豚)
『これを機にブランドイメージのさらなる向上を目指して、マクドナルドさんも超過の広告費を投入なさってはいかがですか?』

(マック豚)
『そうだな。よし!我々も映画のイメージを利用すべく、大々的な広告キャンペーンを行おう!』

続く…

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