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by ホイットマン

何かが動き出す!? それはティッピングポイントbenkyou-6のリストへ世界市場における映画マーケティング戦略 その2
世界市場における映画マーケティング戦略
2001年9月25日(火曜日) : : コメント数(0)

今日は俺っちが今学期のUCLAエクステンションの授業の中で1番楽しみにしていた
Marketing Motion Pictures: Strategies for the Global Marketplace
が始まる日。ボロ車に乗り込んで、いざUCLAエクステンションへ!

日本語で言えば、『世界市場においての映画マーケティング戦略』。全10回のクラスです。先生はKenneth K. Markmanさん。KKM Enterprisesのプレジデント兼CEO。KKM Enterprisesは、エンターテイメント、コンシューマープロダクト、コンバージェントメディア、Eカマースにおいてインテレクチャル・プロパーティーとアセット・マネージメントを専門に取り扱う戦略マーケティング会社だそうです。よく分からないね。

配られたテキストは分厚くて、グラフや表などのデータから、新聞、雑誌、インターネットから抜粋された関係ある記事がぎっしり詰まっています。Kenさんは身長が俺っち君と同じくらい(180cm)で、キアヌ・リーブスに織田信長のヒゲをつけたような顔をしているハンサムガイ。そんなKenさんのクールなイントロから授業が始まりました。

『これから10回でゲストスピーカーとして来てくれる人達はベスト・オブ・ベストだ!君達は普通の人が20年かかってやっと話が聞けるような人達と、このたった10回で会う事ができるんだ!幸運だとは思わないか?』

そういってKenさんがゲストスピーカーの名前と経歴を説明し出したんだけど、これがまた!本当に凄い人達ばっかりだった。そしてもちろん今日もゲストスピーカーとしてある人が来てくれました。彼の名は…

Tom Sherak

映画興行と配給を誰よりも知り尽くしていると言われる男。興行から配給に移り、20th FOXの配給・マーケティングのプレジデント、そしてチェアマン、ディズニーから配給部門のプレジデントとしてハンティングされたが拒否。その後FOXを退社、現在レボリューションのパートナー。

んん〜凄いね!

『スタジオはライブラリーとして存在する事で利益をあげる』
『映画館は映画ではほとんど儲けていない。ドリンクとポップコーンで儲けるんだ』
『だから、映画館オーナーは長い映画を嫌う。上映時間が長い⇒上映本数が少ない⇒観客が少ない⇒ポップコーンの量が少ない』
『特定エリアで同じ映画を上映しないってのをクリアランスって言うのさ。』
『10km〜15kmくらいの範囲で一区切りとしてね。』
『今は大体、その区切りのエリアで3シアターくらいしか上映させない。』
『特定のエリアで1館の場合と3館の場合…面白い事に総売上には変わりがない』
『興行側と配給側の取り分の比率は週毎に違うんだ』
『例えば、1週目:30%興行:70%配給。2週目40%興行:60%配給ってな具合にね。』
『FOXは2回もブロックブッキングの違反を犯したことがあるんだ』
『映画は金曜日にオープン。だからその週の水曜日、木曜日のテレビネットワークはプレミアと呼ばれてTVスポット買いが重要となる。』
『こんな事もある。例えばフォード(車会社)がその木曜日1日中のTVスポットを買い占めてしまった時もあってね。ただ、僕らはどうしてもTVスポットが必要なんだ。ネットワークに交渉して、そして彼らがフォードと交渉して。フォードは、買ったTVスポットのいくつかを値段を吊り上げて僕らに売った。これをBuy outってんだ。1個5000万円のフレンズ(テレビ番組)のスポットがどうしても必要だったんだ。』
『でもTVスポットには気をつけて。R指定の映画のスポットは9時以降にならないと流せない。』
『現在ではアメリカ映画の利益は海外から65%、国内35%』
『アメリカ人は1人平均5.5回映画に行く。(大人料金は約1200円)』
『10本のうち8本の映画はブレイクイーブンにさえ達しない。利益をあげる映画は10本中たったの2本だよ。』
『観客を映画館に運ぶのはムービング・イメージだ。雑誌や新聞じゃない。TVスポットがないと生き抜けないよ。』
『映画館で流れるプレビューは役に立つ?役に立たなくはない。でも映画館を出るときほとんどの観客がプレビューのことなんて忘れてるだろ?』

他に貴重な経験の中から、色々なことを教えてくれました。

1時間半ほどの講義とパネルディスカッションの後、Kenの授業が再開。
Kenの授業もかなり面白くて凄いよかったよ。その中から。最後にちょっと。

平均映画制作費(約)

2000 65.8億円
1990 32.2億円
1980 11.3億円

平均マーケティングコスト(約)

2000 32.77億円
1990 14.36億円
1980  5.20億円


つまり1つの映画を作って興行するのに、アメリカでは...
約100億円!!

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