われわれは他人の知識によって物知りになれるにしても、知恵者になるのは自分自身の知恵によってである。 by モンテーニュ | 映画の劇場広告…トレイラーとプレビュー 2001年5月 4日(金曜日) : : コメント数(0) トレイラーとプレビュー。TrailerとPreview。どちらも映画の予告編を指す言葉。テレビのスポットCMで流れたり、映画館で本編上映前に流れたりするやつ。 トレイラーには他の車に引かれている車、引きずる物、追跡者と言う意味があって、プレビューはそのままPre = 前に、View = 見る、と言うことだろう。でもなんで予告編をさすのに2つも単語があるのか? 映画製作が今よりももっとシンプルだった頃、その予告編は今と違い、本編終了後に流された。映画を見終わった後で『今度はこんなのがやるよ』というのを流すのは、当たり前だが道理にかなっている。映画の前にやると、その予告編の印象は本編終了後には薄れてしまっているしね。このように、本編の『後に引かれている』予告編と言うことでトレイラーと呼ばれるようになった。宣伝の効果を発揮するなら後だろう、やっぱり。 映画の製作にたくさんの人間が携わるようになると、映画の最後に出るテロップがどんどん長くなっていった。そうなると観客の中にテロップ終了後の予告編を見る前に席を立つものが多発し、そこらへんから予告編を現在のように本編開始前に出すようになったのだ。これがプレビューと呼ばれるようになった元だ。ただ現在でもトレイラー、プレビュー、共に使われている。ハリウッド業界人や映画学科生は前者を使う人のほうが多い。 何かの本に日本の『トレイラー』は最悪だ、と書いてあった。子供向けのアニメーションが放映される時に熟年恋愛物や、サイコホラー系、サスペンス系…を流している。配給会社流れで自社の持つ映画の予告編を流しているのだろう、と著者。しかし、映画『クレヨンしんちゃん』を見に来ている小学校中学年に『イングリッシュペイシェント』の予告編を見せても、たいした宣伝効果は得られないのは当たり前。ターゲット・オーディエンスが違うのだから。今でもこんな状況かはわからないが、少なくとも4、5年前まではそうだった。これじゃ予告編の意味なんてないではないか。 |
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